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仮想通貨Stellar/XLM(ステラ)とは?バイナンスで買えるアルトコインを解説!


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仮想通貨Stellar/XLM(ステラ)とは?バイナンスで買えるアルトコインを解説!

皆さんは、リップルの弟分とも言える仮想通貨があることはご存知ですか?

それが、今回紹介するStellar/XLM(ステラ)です。

昨今価格が急騰しているリップルと共に値上がりするとも言われるこの仮想通貨について解説します。

Stellar/XLM(ステラ)ってどんな仮想通貨?

まずはStellar/XLM(ステラ)の基本情報です。

 


単位:2015年からXLM(STR表示もあり)
発行上限:1000億枚+年1%増加
流通量:1790億枚
誕生:2014年7月
※流通量は記事執筆時(2018年1月4日)のもの。

Ripple/XRP(リップル)のソースコードを基に開発された仮想通貨です。

通貨単位XLMは「ルーメン」と読みます。

Stellar/XLM(ステラ)は、銀行・決済システム・人をつなぐプラットフォームで、リップル同様に迅速で手数料などの無駄なコストをかけずに、国境を越えて送金、決済、保存、受け取りをすることができます。

単一の通貨ではないので、用途に応じて法定通貨(ドルやユーロ)や、仮想通貨(ビットコインやリップル)と換金できるのがポイントですね。

Stellar/XLM(ステラ)の相場チャート

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引用元:coingecko
※チャートは2018年1月時点での直近3ケ月内のものです。

アルゴリズムの類似性からか、リップルの価格と共に引き上がっているようなチャートです。

Stellar/XLM(ステラ)の特徴

Stellar/XLM(ステラ)はマウントゴックスの創設者であるジェド・マケーレブ氏が中心となり開発し、2014年7月にリリースされた決済を行うためのプロトコルです。マウントゴックスの破綻後、Stellar事業は売却され現在は非営利団体のStellar開発財団が運営主体となっています。

主に個人向けで小口の送金や決済を行うことを目的とされており、価格の変動を抑制する仕組みがとられているのが特徴です。

発行上限が決まっていたり、運営団体が多く保有する仮想通貨は、市場への流通量によって価格変動のリスクがあります。

しかし、Stellar/XLM(ステラ)ははじめに1,000億枚が発行された後、毎年1%ずつ追加で発行するという国の中央銀行のような金融緩和策を取っており、また運営団体の所有率も5%と市場への流通量を増やすことで、価格変動のリスクを解消しています。

また、Stellarのアカウント作成には「Facebookの認証」が必要となっています。

これは2013年のビットコインの価格高騰は中国での利用急増が要因であった事に起因しており、あえてFacebookの認証というハードルを設けることで中国での利用急増を抑えたのです。

中国ではFacebookの使用が規制されているので、必然的に利用が抑えられるという仕組みですね。

マウントゴックスとは?

マウントゴックス(株式会社Mt.Gox)は、かつて世界最大の取引量を誇っていた仮想通貨取引所。ビットコインの消失事件(マウントゴックス事件)を引き起こし、75万BTC(当時の価値で470億円)と預かり金28億円を損失し、破綻した。

プロトコルとは?

通信プロトコル(つうしんプロトコル、Communications protocol)、あるいはネットワーク・プロトコルは、ネットワーク上での通信に関する規約を定めたものである。「通信規約」や「通信手順」と訳す場合もある。

通信プロトコル-Wikipediaより

Ripple/XRP(リップル)とStellar/XLM(ステラ)の違い

リップルから枝分かれし、用途も近いステラですがその目的は異なります。

どのような点に違いがあるかまとめました。

決済システム・目的の違い

Ripple/XRP(リップル)は大手金融機関などの法人利用を目的としています。GoogleやSBIグループが株主にもなっています。

Stellar/XLM(ステラ)は個人が扱う少額の決済や送金に特化した、個人利用を目的としています。決済速度(ブロック承認速度)はリップルよりも早く、スピーディな送金ができます。

発行上限の違い

Ripple/XRP(リップル)は発行上限が1,000億枚とはじめから決まっています。取引のたびに減少するので、年々リップルの流通総量は減っていく仕組みです。

Stellar/XLM(ステラ)ははじめに1,000億枚が発行されたあと、1年に1%ずつ総量が増えます。より多くの通貨が市場に流通する仕組みです。

プロトコルの違い

Ripple/XRP(リップル)はXRP Ledgerというコンセンサスアルゴリズムを採用しています。これは承認者の80%以上が合意した時に、ブロックが承認され分散型台帳に記録が書き込まれ取引が行われる仕組みです。

Stellar/XLM(ステラ)は独自のプロトコルSCP(Stellar Consensus Protocol)を採用しています。もともとはリップルのソースコードをそのまま使用していましたが、既存の認証方式の問題点を改善するために、新たに独自のプロトコルを実装しました。その結果、80%以上の合意が得られなくても承認されるような仕組みです。

つまり、より手軽で個人向けのリップルがステラだとお考えいただけると、分りやすいかと。

Stellar/XLM(ステラ)はバイナンスで買える

Stellar/XLM(ステラ)はBinance(バイナンス)から買うことができます。

バイナンスでは円を使うことが出来ないので、購入する場合はBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)を国内の取引所からバイナンスに送金しましょう。

バイナンスは世界一の取引高を誇る取引所ということもあり、日本語対応もしているので使いやすく、おすすめです。

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まとめ

Stellar/XLM(ステラ)のおさらいをしていきましょう。

  • リップルから派生した仮想通貨
  • 個人の少額な決済・送金に対応
  • 価格変動のリスクが少なく、送金速度も早い

価総額も執筆時点で4位と高く、実用性が期待される仮想通貨の一つですね。

これから利用用途の拡大も見込めるので、改めて注目です。

ぜひ、今後の取引の参考にしてみてください。